更新日:2016年12月1日
北谷町域の遺跡分布図
18.桃原洞穴遺跡(北谷町字吉原東新川原)
1966年に発見された遺跡で、北側に開口した石灰岩洞穴である。現在、遺跡の入口は沖縄市南桃原に所在しているが、洞穴内部の大半は北谷町に位置している。
入口から奥行約5メートルまでは横穴で、そこから約10メートルの縦穴へと変わる。その縦穴の途中で化石人骨は発見されたという。
化石人骨は頭蓋骨が検出され、桃原洞人と命名されている。炭素年代の数値からみると、約1万6千年前のものと考えられていたが、近年の研究では中世または近世初めの可能性が指摘されている。