更新日:2016年12月1日
北谷町域の遺跡分布図
4.砂辺ウガン遺跡(北谷町字砂辺加志原524番地)
砂辺集落の南東側に、砂辺貝塚の位置する標高38メートルの丘陵から北側に延びた標高22メートルのこんもりと樹木の茂った小丘陵がある。この小丘陵は砂辺の殿(トゥン)、神井戸、ノロ墓が存在する砂辺集落の中でも聖域とされている。この小丘陵は先の砂辺貝塚の丘陵とは一連のものであったが、戦後、開析されたものであるという。
1979年に調査をした結果によるとグスク土器が採集できるという。遺物は殿の位置する中央部の高台から、南側斜面の石灰岩基盤の露頭の間の窪みから採集できる。しかし、その範囲についてはいまだ明確ではない。
