更新日:2016年12月1日
千原遺跡(北谷町字浜川千原25番地 ほか)
千原遺跡は、国体道路入口交差点の南東に位置するグスク時代、近世、近代の遺跡で、標高約4メートルから5メートルの沖積地に形成されている。遺跡は平成9年度の試掘調査で発見され、国道58号拡幅工事に伴い平成25年度に発掘調査が行われた。主な遺構にはグスク時代の柱穴や土坑が挙げられる。遺物は、土器、中国産陶磁器、沖縄産施釉陶器、石器、骨製品、貝製品などが出土した。調査の結果、時代の異なる多数の柱穴が密集し、その影響により新旧の遺物が混在している状況が確認された。遺跡の現状は道路と化している。