更新日:2016年12月1日
北谷町域の遺跡分布図
15.前原古島B遺跡(北谷町字桑江前原1018番地 他)
キャンプ桑江の海軍病院敷地の南西角の一帯が前原古島B遺跡である。
試掘調査によって発見された遺跡で、表土下約1.5メートルの砂地の層に厚さ約40センチメートルの有機質層が確認された。同層には石灰岩礫が混ざり、沖縄産の壷屋焼や喜名焼が発見された。その下層では青磁片が発見された。
試掘の状況から同層の広がりは病院方向の北東方向へ広がる様相を示していた。
それからみると戦前の桑江集落の方向に広がることになり、集落と重なることが予想される遺跡である。