更新日:2016年12月1日
北谷町域の遺跡分布図
24.北谷城第7遺跡(北谷町字大村城原325番地)
北谷城の南側のふもと、県道130号線沿いにキャンプ瑞慶覧の第4ゲートの入口の真向かいに当たる。現況は標高7メートルの平坦地であるが、戦前の地形では北谷城の丘陵部のふもとに位置し、伝道集落の西隅にあたる場所である。
遺構の発見はなかった。
出土遺物は青磁・白磁・陶器・須恵器・土器・鉄製品・古銭・石器・貝製品等の人口遺物と、牛・馬・イノシシ・山羊の獣骨と貝殻等の食料残滓の自然遺物がみられた。しかし、2つの文化層の遺物には差異はみられなかった。
以上のように、出土資料から15から16世紀ごろまでに堆積したものと判断できた。その後、数回の改変が第5層以後にみられ、最終的には戦前の屋敷の増築で落ち着いたようである。