更新日:2016年12月1日
北谷町域の遺跡分布図
28.玉代勢原遺跡(北谷町字大村玉代勢原43・44番地)
玉代勢原遺跡は長老山の北側約200メートルに位置し、略東西にのびる標高約16メートルの丘陵の南斜面にあたる。当遺跡は戦前まで、その丘陵部に細長く存在していた玉代勢原集落のほぼ中央部に位置する。しかし、現状は北側となりを横走する県道130号線の拡張工事や、キャンプ瑞慶覧内に位置することから、米軍隊舎の建設等により旧地形の形状は止めていない。
玉代勢原遺跡は8世紀初頭のグスク時代を始めとして、14世紀中頃から戦前の屋敷跡まで、連続して利用された遺跡である。くびれ平底土器から青磁までの遺物は、北谷城で出土したものと類似していることから、相関関係の様相をしていたと考えられる。