更新日:2016年12月1日
伊礼原A遺跡(北谷町字伊平伊礼原188番地 ほか)
伊礼原A遺跡は、北谷町役場から北西へ約700メートルに位置する貝塚時代後期の遺跡で、標高約4メートルから5メートルの沖積地に形成されている。遺跡は昭和62年度の河川工事中に発見され、桑江伊平土地区画整理事業の一環で平成20年度に発掘調査が行われた。貝塚時代後期の地層からは、大当原式土器のほか仲泊式、船元系土器など異なる時代の土器も出土した。一帯は河川(クシヌカーラ)の影響を受けやすい場所であり、流れ込みによるものと判断される。遺構は未検出である。遺跡の現状は桑江伊平土地区画整理事業により建物や道路と化している。