更新日:2016年12月1日
北谷町域の遺跡分布図
31.大道原B遺跡(北谷町字北谷大道原993番地)
大道原A遺跡の南東約50メートルに一段高くなった隊舎敷地がある。この南北に細長く延びる隊舎の西側で包含層が確認された。10ヶ所の試掘区の内2ヶ所の区で表土下0.8~1メートルで厚さ約70センチメートルの暗褐色土層がみられ、その層の下半分に土器や木炭片が集中して検出される。周辺の地形や試掘調査結果から包含層の範囲は確認された2ヶ所の部分のみに限られ、他は攪乱や削平を受け消滅したと考えられる。出土土器は1センチメートルと細片であるが、胎土の特徴から宇佐浜式土器の時期のものと判断された。
