更新日:2024年5月17日
日本脳炎の感染に注意しましょう!!
蚊
蚊の季節がやってきました。四国地方や九州地方で、ブタの血清中から日本脳炎ウイルス抗体が検出されている事が報告されています。
◆ブタの日本脳炎抗体保有状況-((外部サイト)国立感染症研究所)
日本脳炎ウイルスは、ブタの体内で増殖し、蚊(主にコガタアカイエカ)を媒介して人に感染します。
県内においては、平成10年に1例(50代男性)、平成23年に1例(1歳男児)の患者が報告されています。蚊の活動時期にあることから、県民の皆様におかれましては、適切な感染予防策を行い、日本脳炎に注意してください。
定期予防接種(以下の方は公費で接種が可能です)
接種対象年齢 | 接種回数 | 接種間隔 | |
---|---|---|---|
1期 | 生後6か月~7歳6か月になる前日まで | 初回(2回) | 6日以上の間隔をあけて2回接種 |
追加(1回) | 初回2回目終了後、6か月以上の間隔をあける | ||
2期 | 9歳~13歳になる前日まで | 1回 | - |
< 特例 >
対象者:平成15年4月2日~平成19年4月1日生まれで、20歳未満の方
期限:20歳の誕生日前日まで
※平成17年5月から積極的勧奨の差し控えが行われていたため、上記対象者の方で合計4回接種を完了していない方は、定期予防接種として受ける事ができます。接種ご希望の方は、北谷町保健相談センターまでご連絡ください。
北谷町保健相談センター 098-936-4336
日本脳炎について
原因:日本脳炎ウイルス(JEV)
感染経路:
JEVに感染した豚を蚊が吸血
⇒蚊の体内でJEVが増殖し、唾液腺にJEVが蓄積される
⇒JEV保有蚊が人を吸血することにより人に感染 ※人から人への感染はない
感染経路
潜伏期間:1~2週間
症状:
- 感染した方の大多数は無症状に終わりますが、100~1000人に1人の方が日本脳炎を発症すると推定されています。
- 発症すると突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こします。
- 発症した方の20~30%が亡くなってしまうといわれており、生存者の約半数の方は後遺症が残るといわれています。
治療:対症療法のみ
予防:ワクチンによる予防(定期接種または任意接種)
日本脳炎ワクチンの供給再開について
令和3年度は、日本脳炎ワクチンの供給不足により個別通知の発送を一部控えておりましたが、令和4年4月より順次個別通知を再開しております。
※予診票が届かないという方、予診票を紛失された方、また転入された方に関しては予診票を発行しますので北谷町保健相談センター(TEL:098-936-4336)までご連絡ください。