更新日:2025年3月12日
国民健康保険とは
健康保険の仕組み
日本では国民皆保険制度が導入されています。全ての人が健康保険に加入し、保険料(税)を負担する一方、かかった医療費の1~3割の負担で医療を受けることができます。
日本では当たり前の制度ですが、諸外国では導入されていない国も多く、医療費が生活を圧迫してしまうケースも少なくありません。
国民健康保険(国保)とは
健康保険は、社会保険(会社員やその家族等が対象)、後期高齢者医療制度(75歳以上が対象)、そして国民健康保険に分けられます。
健康保険の中でも国民健康保険は、自営業者や、失業者、年金受給者など、社会保険やその他の健康保険に加入していない人が対象となり、国民皆保険の最後の砦です。
国民健康保険特別会計予算と赤字補填
国民健康保険特別会計予算
国民健康保険特別会計とは、国民健康保険を運営するために必要な収入と支出の見積です。
北谷町の国民健康保険特別会計は、支出(県への納付金等)に対する収入が不足しており、その不足額を一般会計から補填し運営している状況にあります(一般会計からの赤字補填)。本来、この部分は保険税収入で賄う部分であり、一般会計は教育・福祉や道路・公園の整備など広く町民のために活用されるものであるため、国保財政への赤字補填は早期の解消が望まれます。
令和6年度国民健康保険特別会計当初予算書(PDF:512KB)
令和5年度国民健康保険特別会計決算書(PDF:1,223KB)
赤字補填の要因
赤字の要因のひとつは県への納付金額が大きいことです。
納付金は県全体の医療費等を賄うために納付するもので、各市町村の国保加入者数や所得水準、医療費水準等で計算されます。今後、県全体の医療費の増加が見込まれ、北谷町が納付する納付金額も増加すると見込まれています。
国民健康保険料(税)率の統一
現在、沖縄県の国民健康保険の税率は、市町村ごとに異なっています。そのため、同じように保険給付(病院での支払いが3割分ですむ、入院等高額な医療費が発生すると高額療養費を受け取れる等)を受けていても住んでいる市町村によって負担する保険料(税)額が異なります。
令和6年度 国民健康保険税(料)率 市町村一覧表 (外部サイト)
負担の公平性のためには、所得や世帯構成が同じであれば、県内どの市町村に住んでいても、税額が同じになることが理想です。
そのため、国は保険料水準の統一に向けた取組を進めるとし、保険料水準統一加速化プランを策定し、令和15年度(遅くとも令和18年度)までに都道府県単位での保険料(税)統一を目指すとしました。
沖縄県においても国の方針等を踏まえ、将来的に保険料(税)率の統一を目指して取り組んでいます。
北谷町としても国県の方針に基づき保険料(税)統一に向けて取り組む必要があります。
国民健康保険税率の段階的な見直し
将来的な保険料(税)率の統一に向けて、また、一般会計からの赤字補填の解消のため、税率見直しが必要となっています。
税率の見直しは、国保j加入者に急激な負担が生じないよう、数年かけて段階的に行うことを検討します。
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