更新日:2024年4月11日
本ページについては、令和6年3月31日までに接種に用いられた新型コロナウイルスワクチンに関する情報等について継続して掲載しておりますが、問い合わせ先等の一部情報については削除しております。
- オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチン接種
- 乳幼児(生後6か月~4歳)接種
- 小児(5~11歳)追加接種
- ワクチンの有効期限
- 接種後の注意事項
- 予防接種健康被害救済制度
- 新型コロナワクチンの副反応について
オミクロン株XBB1.5対応1価ワクチン (ファイザー社)
有効性について
- 新型コロナウイルス感染症の重症化の予防を目的として接種します。
ワクチンを受けた人では、ワクチンを受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した割合が少ないことが分かっています。
オミクロン株対応2価ワクチン(従来株/BA.1又はBA.4-5)の臨床試験において中和抗体価の上昇がみられ有効性が確認されていること、オミクロン株に対する有効成分を含むワクチンの非臨床試験のデータからヒトでの免疫応答について一定の予測が可能であることが確認されていることを踏まえ、本剤(オミクロン株対応1価ワクチン)の非臨床試験における初回接種や追加接種により、オミクロン株亜系統に対する中和抗体の産生が確認されたことから、一定の有効性が期待されています。
ただし、接種を受けても、発症等を完全に予防できる訳ではありません。ワクチン接種にかかわらず、引き続き、適切な感染防止策を行う必要があります。
安全性
主な副反応には、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、関節や筋肉の痛み、寒気、発熱等があります。稀に起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。
従来型1価ワクチン(従来株)とオミクロン株対応2価ワクチン(従来株/BA.1又はBA.4-5)の安全性について、これまで実施された臨床試験におけるデータや接種後の副反応の発現状況等から、大きな差が無いことが確認されていることを踏まえ、本剤(オミクロン株対応1価ワクチン)の安全性についても既承認の製剤と基本的には同様であり、特段の懸念はないものと考えられています。
また、ごく稀ではあるものの、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。接種後数日以内に胸痛、動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら医療機関を受診してください。
ごく稀ではあるものの、mRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。なお、本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状がある場合は、接種医あるいは身近な医療機関に相談してください。
万が一、ワクチンの接種によって健康被害が生じた場合には、国による予防接種健康被害救済制度(本ページ下段参照)があります。
発現割合 | 生後6か月から4歳 | 5から11歳 | 12歳以上 |
---|---|---|---|
50%以上 | 易刺激性 | 疼痛、疲労 | 疼痛、頭痛、疲労 |
5~50% | 疼痛、発赤・紅斑、腫脹、傾眠、 |
発赤・紅斑、腫脹、頭痛、下痢 |
腫脹、発赤・紅斑、下痢、筋肉痛、 |
1~5% | 関節痛 | 嘔吐 | 嘔吐 |
[参照:「新型コロナワクチンの有効性・安全性について」中の「ファイザー社のオミクロン株対応1価ワクチンについて」より(厚生労働省ホームページ)]
XBB対応ワクチン接種についてのリーフレット
XBB対応ワクチンの接種について(表)
XBB対応ワクチンの接種について(裏)
R5秋開始接種:(2023年11月)
R5秋開始接種:(2023年11月)
乳幼児(生後6か月~4歳)
効果
- ファイザー社のワクチンは、生後6か月~4歳の乳幼児においても、オミクロン株等に対して、中和抗体価の上昇や発症予防効果が確認されています。
- 新型コロナワクチンを受けることで、3回目接種後7日以降の発症予防効果は73.2%と報告されています。
【新型コロナワクチンQ&A】乳幼児(生後6か月~4歳)の接種にはどのような副反応がありますか。(外部サイト)
安全性
- 接種回数ごとの症状にはあまり変わりがなく、ほとんどの症状が軽度または中等度であり、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていません。
【新型コロナワクチンQ&A】乳幼児(生後6か月~4歳)の接種にはどのような副反応がありますか。(外部サイト)
年齢 | 症状(発現割合:1回目接種後→2回目接種後→3回目接種後) | |
---|---|---|
生後6か月~1歳 | 機嫌が悪い(易刺激性)51.2%→47.4%→43.6% |
|
2歳~4歳 | 疼痛30.8%→31.0%→26.7% |
出典:審査報告書より
小児(5~11歳)追加接種
効果
- 新型コロナワクチンを受けることで、新型コロナに感染しても症状が出にくくなります。5~11歳の子供に対するワクチンの追加接種後は、オミクロン株を含む新型コロナウイルスに対する中和抗体価(ウイルスの感染力や毒素の活性を中和できる抗体の値のこと)が上昇します。
- また、時間経過とともに低下した初回接種による発症予防効果が、追加接種により回復すると報告されています。
安全性
- 5~11歳の子どもに対する3回目の接種後7日以内の副反応は、1・2回目接種の後と比べると、おおむね同様の症状が見られ、2回目接種時を上回るリスクは報告されていません。
報告割合 | 接種後の症状(2回目接種後→3回目接種後の症状の発現率) |
---|---|
50%以上 | 疼痛(72.2→73.9%) |
10~50% | 疲労(46.6→45.6%) |
1~10% | 発熱(8.8~6.7%) |
出典:特例承認に係る報告書
ワクチンの有効期限
- ファイザー社ワクチン及び武田/モデルナ社ワクチンの有効期間については、薬事上の手続きを経て、有効期間が延長されているため、印字されている有効期限よりも実際に接種することができる有効期限が長い場合があります。
- 詳細については、厚生労働省の「有効期限の取り扱いについて(外部サイト)」をご参照ください。
接種後の注意事項
副反応
新型コロナワクチンの接種後には、様々な症状が副反応として現れることがあります。詳細については、次をご覧ください。
ファイザー社XBB対応ワクチン接種(表)
ファイザー社XBB対応ワクチン接種(裏)
モデルナ社XBB対応ワクチン接種(表)
モデルナ社XBB対応ワクチン接種(裏)
ノババックスワクチン接種(表)-2023.12.25まで
ノババックスワクチン接種(裏)-2023.12.25まで
新規 第一三共社製ワクチン接種(表)
第一三共社製ワクチン接種(裏)
ワクチンの安全性と副反応に関するQ&A(厚生労働省)(外部サイト)
予防接種健康被害救済制度
予防接種では健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めてまれではあるものの、なくすことはできないことから、救済制度が設けられています。
申請に必要となる手続きなどについては、北谷町新型コロナワクチン接種コールセンター(電話:098-923-0990)まで御相談ください。
制度の詳細については、厚生労働省ホームページを御参照ください。
予防接種健康被害救済制度について(厚生労働省)(外部サイト)
新型コロナワクチンの副反応について
新型コロナワクチンの接種後、副反応を疑う症状についてのご相談等についての連絡先(都道府県別相談窓口等)