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下勢頭集落の合祀所

更新日:2021年9月22日


下勢頭集落の合祀所(南側より)

1)下勢頭集落の合祀所(北谷町上勢頭伊礼東原610番地)

 この拝所は、ドラッグイレブン北谷店の南側に位置する。以下、合祀される拝所について聞き取り調査をもとに紹介する。

(1)アシビナージー

 かつての下勢頭集落と上勢頭集落の境界近くには、シードゥヌシーと呼ばれる岩塔があった。岩塔の北側には、下勢頭集落のアシビナーがあり、そこには、旧暦12月24日のウガンブトゥチ(御顔解き)や2月2日のニングヮチャー(クスユックイ・腰憩いともいう)などの祈願のため香炉が設けられていたという。
 12月24日のウガンブトゥチには、ウチャヌク(もち)・ハナグミ(花米)・酒・白紙・線香を供え、先ず、今年一年間の神の加護に感謝を述べ、次いで、来年の豊穣、ムラ人の無病息災を祈願した。また、2月2日のニングヮチャーには、集落をメーンダカリ・クシンダカリに分け、青年組、壮年組・老年組がそれぞれのヤードゥ(宿)に集い、昼ごろには、各組で準備した御馳走(豆腐・てんぷら・肉等をお膳に盛る)を、アシビナージーに供え、ムラの有志(男性)らが豊作を祈願したという。かつての、アシビナージーの神は、現在「南無諸大明神」と陰刻した石碑を建立した合祀所に祀る。

(2)ユシミヌ神(四隅の神)

 下勢頭集落では、12月24日に、ムラの有志(男性)らによるウガンブトゥチ(御願解き)と称する行事が行われた。ユシミヌ神へは、この行事に祈願をおこなったという。
 戦前のユシミヌ神は、屋号新平良の東側、ウグヮンニー小花城の北側、三良平良小の西側、高江洲の西側の4ヵ所に所在し、そこには、長さ30センチメートル・幅15センチメートルくらいの石製の香炉が設置されていたという。
 ウガンブトゥチには、先ず、アシビナージーの拝所を拝み、それからユシミへと赴いたというが、はっきりとした拝みの順番はなかったという。現在ユシミヌ神は、アシビナージーと併せて祀られている。

(3)ハナグスク・ヌ・メーヌカー

 かつて、このカー(井戸)は、屋号ハナグスク(花城)の屋敷前方に在ったことから、ハナグスク・ヌ・メーヌカーと呼ばれた。現在は、「南無諸大明神」と陰刻された石碑の傍に設けてあるお通し所から、12月24日にウガンブトゥチの拝みをおこなっている。

(4)水ヌ神

 下勢頭集落、屋号山佐久川の東側には、ムラ人が日々の野良仕事からの帰り、農具を洗う池(ウフグムイ・約100坪)が在った。人々は、この池をミジヌ神(水の神)として崇めていたという。現在は、12月24日に旧字下勢頭郷友会の有志らによるお通し拝みがおこなわれている。

お問い合わせ

北谷町教育委員会 文化課
沖縄県中頭郡北谷町桑江一丁目1番1号
電話:098-936-3159
FAX:098-926-2871

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