更新日:2021年9月22日
浜川集落の井戸(北西側より)
7)浜川集落の井戸(北谷町浜川3番地1)
戦前の浜川集落には、遠い祖先たちが使用したと伝えられる、メーガー・クシヌカー・イリヌカー・イリクシヌカーの4つのカーが在った。そのなかで、現在残っているメーガーに、他3つのカーを併せてまつる。戦前の浜川集落では、正月3日にハチウビー(初水拝み)をおこなっていたが、現在2月2日のニングヮチャーに、初水拝みを併せて行う。以下、4つのカーを簡単に紹介する。
(1)メーガー
集落の前方に位置する井戸をメーガーと称した。現在のメーガーは、戦前の井戸をコンクリート造の建物で囲ったものである。このメーガーには、かつての浜川集落に点在した他3つの井戸を併せてまつる。
(2)クシヌカー
クシヌカーは、国道58号の拡張で、その姿を消した。戦前まで、このクシヌカーは産湯や生児の額につけるミジナリー(水撫)の水を取るンブガー(産井)として使用されたという。
(3)イリヌカー
集落の西方に位置したことから、イリヌカーと呼ばれた。
(4)イリクシヌカー
集落の西側後方の井戸をイリクシヌカー(西後井戸)と呼んだ。以前のイリクシヌカーは、現在の国道58号上に位置する。
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