議会のあらまし

　私たちが住んでいる北谷町を「より豊かで暮らしやすくしたい」という願いは、町民共通のものです。本来ならば、全町民が一堂に集まり、町政についての方針などを話合いで決めていくべきなのですが、現実には不可能です。そこで、町民の代表として町議会議員を選挙で選び、町議会議員がみなさんに代わって、町政に関するいろいろな事柄を話合って決めていきます。この場が町議会です。

北谷町議会は町民によって直接選ばれた19人の議員で構成されています。
任期は4年で、現在の議員は2022（令和4）年9月28日から2026（令和8）年9月27日までとなっています。

　町議会は、具体的には、議案などの審議をとおして、町政の基本的な方針を決定します（議決機関）。また、町長が行った仕事が適正かどうかのチェックも行っています。

　町政を直接執行するのは、町民の代表として選ばれた町長ですが、町長は、町議会の決定に従って、町政を進めていきます（執行機関）。

　このことから、町議会と町長との関係は、「町政の両輪」とも呼ばれ、それぞれの役割を果たしながら、町民のみなさんのより良い暮らしを実現するために努力を続けています。

　町議会は、地方自治法などの法律によって多くの権限が与えられ、町政の重要な事柄を審議・決定する大切な役目を持っています。主なものは次のとおりです。

　議会に与えられた権限の中で最も重要なもので、

• 条例の制定・改廃
• 予算の決定
• 決算の認定
• 予定価格が5千万円以上の工事又は製造の請負契約の締結などです。

　副町長、監査委員、教育委員など、町長が町の重要な地位に就く人を選任、任命するときは、事前に議会の同意が必要です。

　町の仕事が、町議会の決定に従って適正に行われているかどうかを調査、検査します。

　議長、副議長のほか、選挙管理委員などの選挙を行います。

　町民の福祉の向上や利益につながることについて、国などの関係機関に意見書を提出したり、国政や社会問題などについて、議会の意思を明らかにするために決議を行ったりします。

　議会に提出された請願を審査し、内容が適当と認められるものは採択して、町政に反映されるように努めます。

　また、陳情に関しても、請願同様、町政に反映されるよう努めます。

　町議会の定例会は3月、6月、9月、12月の年4回開かれ、議会の権限（議決、同意、選挙など）に関する意志決定を行っています。

　会期は、議案の件数により異なりますが、会期の決定は議会運営委員会で協議され本会議で決定されます。臨時会は必要があるときに開きます。

　町の仕事は町民の多様な行政需要にこたえるため、複雑で専門的になっています。そのため、本会議で議員の中から選任された委員で構成する委員会を設け、議案などを専門的、能率的に審査します。
　現在、北谷町議会では大きく分けて次の三つの委員会が設置されています。

　常任委員会とは、常設の委員会で、所管する事務の調査や本会議から付託された議案、請願、陳情などについてきめ細かい審査を行います。
　常任委員会の活動は原則として議会開会中に限られますが、継続審査の申し出や所管事務調査の申し出を行い、承認された場合には議会閉会中においても委員会を開催したり、行政視察を行うなどの活動を行うことが可能です。
北谷町議会には、3つの常任委員会があり、議員は少なくとも1つの委員会に所属することになっています。

　特別委員会とは、特定の問題について審査・調査することを目的に、町議会で必要と認めた場合に議会の議決で設置します。また、定数も議会の議決で定めます。
現在、北谷町議会では3つの特別委員会が設置されています。

事務局長－議事課長―議事係長―主任主事－会計年度任用職員（事務補助）

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