「ヤングケアラー」をご存知ですか？（ヤングケアラーの相談窓口）　北谷町公式ホームページ

更新日：2023年5月15日

ヤングケアラーとは

ヤングケアラーは、「家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートを行っている18歳未満の子ども」とされています。
日常的に過大なケアを行うことで、子どもらしい生活が送れずに、学業や進路、友人関係などに影響する場合があります。また、幼いころから介護などのケアが日常的にあることで、自分自身の状況が当たり前に感じ、SOSを出せない人もいます。

沖縄県が県内国公私立の小学5年生から高校3年生の全ての生徒を対象に実施したヤングケアラー実態調査によりますと、「ヤングケアラーと思われる子ども」は児童生徒全体の5.5%(約7,450人)、その中で家族の世話により日常生活に影響がでている「何らかの影響が出ていて、支援が急がれる子ども」は1.8%(約2,450人)と推定される、という結果が公表されました。
(詳細は、下記関連リンクの沖縄県ホームページを参照下さい)

ヤングケアラーの例

ヤングケアラー

ヤングケアラーの直面する課題

大人が行うような家事や家族の世話などを日常的に行っていると、子どもたちに次のような影響が出る可能性があります。

学業への影響

遅刻・早退・欠席が増える、勉強の時間が取れないなど

友達関係への影響

友人等とコミュニケーションを取れる時間が少ないなど

就職への影響

自分にできると思う仕事の範囲を狭めて考えてしまう、自分のやってきたことをアピールできないなど

ヤングケアラーの方へ

家族の手伝い・手助けをするのは「ふつうのこと」と思うかもしれません。
でも、学校生活に影響が出たり、こころやからだに不調を感じるほどの重い負荷がかかっている場合は、すこし注意が必要です。
自分のことや家のことを話すのは勇気がいると思います。
でも、あなたの話を聞いて、共感して、サポートしてくれる人は必ずいます。
学校の先生・スクールカウンセラー・親戚の人・友達など、信頼できる相手に相談してみましょう。

ヤングケアラー2

町の相談窓口

子ども家庭課　子育て支援係

ヤングケアラーの支援は、周りの大人がいち早く存在に気づき、子どもの想いを聴き、必要な支援につなげて過度なケアを行う状況を改善させることで、子どもが子どもらしく生きる権利を回復し、子ども自身の持つ能力を最大限発揮できるようにしていくことが必要です。自分自身がヤングケアラーの場合、または周りの大人が存在に気づいたら、以下の窓口にご相談ください。
電話番号：098-936-1234
受付時間：月曜日～金曜日（土曜日・日曜日・祝日・年末年始・慰霊の日はお休み）
　　　　　8時30分～17時15分(12時～13時は除く)
相談内容は守秘義務により守られます。お気軽にご相談ください。来所による相談を希望の方は、事前に電話予約をすることで、すぐに相談をすることができます。相談内容により、相談者の承諾のうえ関係機関と連携を行います。

他機関相談窓口

児童相談所相談専用ダイヤル

電話番号：0120-189-783（いちはやく・おなやみを）
受付時間：24時間受付（年中無休）通話料無料
児童相談所は、都道府県、指定都市等が設置する機関で、子どもの健やかな成長を願って、ともに考え、問題を解決していく専門の相談機関です。虐待の相談以外にも子どもの福祉に関する様々な相談を受け付けています。