更新日:2022年8月3日
日本脳炎の感染に注意しましょう!!
蚊
蚊の季節がやってきました。四国地方や九州地方で、ブタの血清中から日本脳炎ウイルス抗体が検出されている事が報告されています。
◆ブタの日本脳炎抗体保有状況-2022年度速報第1報 - Niid(外部サイト)
日本脳炎ウイルスは、ブタの体内で増殖し、蚊(主にコガタアカイエカ)を媒介して人に感染します。
県内においては、平成10年に1例(50代男性)、平成23年に1例(1歳男児)の患者が報告されています。蚊の活動時期にあることから、県民の皆様におかれましては、適切な感染予防策を行い、日本脳炎に注意してください。
日本脳炎について
原因:日本脳炎ウイルス(JEV)
感染経路:
JEVに感染した豚を蚊が吸血
⇒蚊の体内でJEVが増殖し、唾液腺にJEVが蓄積される
⇒JEV保有蚊が人を吸血することにより人に感染 ※人から人への感染はない
感染経路
潜伏期間:1~2週間
症状:
- 感染しても発症するのは100~1000人に1人程度で、大多数は無症状におわります。
- 発病すると突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こします。
- 発症した方の20~40%が亡くなってしまうといわれています。また、生存者の45~70%に精神障害などの後遺症が残るといわれています。
治療:対症療法のみ
予防:ワクチンによる予防(定期接種または任意接種)
日本脳炎ワクチンの供給再開について
令和3年度は、日本脳炎ワクチンの供給不足により個別通知の発送を一部控えておりましたが、令和4年4月より順次個別通知を再開しております。
※予診票が届かないという方、予診票を紛失された方、また転入された方に関しては予診票を発行しますので北谷町保健相談センター(TEL:098-936-4336)までご連絡ください。
