獅子屋（伊平）

　戦後、米軍キャンプ桑江として接収されたクランモー（蔵森）は、昭和57年に返還され、昭和59年には、獅子を納めるお堂や、8月15夜の豊穣感謝祭で演じられる獅子舞いの獅子が完成した。また、昭和60年には、部落民待望の獅子舞いが復活した。
　伊礼集落の獅子舞いについて『蔵森・獅子舞い復活記念誌』は「今からおよそ300年前、村々に悪病が流行したため獅子をつくり、部落内を廻って病魔を追い払ったことにはじまり、それ以来伊礼村では、悪病払いと五穀豊穣、家内安全を祈願して8月15夜の日に、獅子舞いを演じるようになった」と記す。