地頭火ヌ神

更新日:2021年9月22日


地頭火ヌ神(南側より)

7)地頭火ヌ神(北谷町砂辺村内原187番地)

 琉球王府時代の地方役人(地頭)と結びついた火ヌ神を、地頭火ヌ神と称する。砂辺集落の、ほぼ中央部に位置するこの地頭火ヌ神は、かつて、砂辺の地頭職にあった仲宗根親雲上に由来すると伝えられている。
 地頭火ヌ神をまつる敷地内には、ニービヌフニ(微粒子砂岩)を利用した高さ120センチメートル、幅60センチメートル、厚さ32センチメートルの石碑が、旧字砂辺戸主会によって建立されている。また、高さ72センチメートル、幅93センチメートル、奥行き120センチメートルの祠の中には、珊瑚の破片とコンクリート製の香炉が安置されている。
 以前は、砂辺家(管理家)から毎月の1日・15日に拝みをおこなっていたようだが、現在は、ニードゥクルの家人と旧字砂辺戸主会を中心に、旧暦8月に拝みを行う。

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