瀧宮神

更新日:2021年9月22日


瀧宮神(南東側より)

3)瀧宮神(北谷町浜川千原45番地)

 戦前の瀧宮神を祀る祠は、去る沖縄線で焼失したという。そのため浜川集落では昭和24から5年頃まで、戦前と同じ場所(現浜川の殿西隣)に石碑を建立し瀧宮神を祀ったという。古老の話によると、浜川集落の瀧宮神は、字北谷安良波原の西側海岸に連なる4つの岩礁、俗にアラファヌシーと呼ばれる瀧宮神へのウトゥーシ(遥拝所)として設けられたものだという。
 戦前の瀧宮神への祈願(3月3日)は、海産物を詰めたウジュー(重箱)を供えておこない、その後サングヮチャーモー(殿や瀧宮神を祀る一帯)においてウジューを開き、共食したという。しかし、今ではその行事も姿を消し、3月の神ウシミーに拝みをおこなうのみである。

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