砂辺サーク原貝塚

更新日:2016年12月1日


北谷町域の遺跡分布図

1.砂辺サーク原貝塚(北谷町字砂辺差久原770番地 他)

 砂辺集落の北側には、米軍の給油タンク施設が点在する。そこには嘉手納飛行場の西側誘導灯が設置されており、その誘導灯と砂辺集落の中間地にあたる砂地に本遺跡は立地する。
 出土遺物からみると、土器片が数十点、石斧が2点ほど含まれていた。土器片は、くびれ平底の底部がみられることから、後2から3期までの砂丘遺跡と考えられる。2点の石斧はいづれも乳房状石斧で、刃部が欠損しているものもある。
 このサーク原貝塚から北の嘉手納町の水釜にかけての海岸線一帯は沖縄本島においても、遺跡が最も多い地域で、嘉手納貝塚、野国貝塚B遺跡をはじめ、野国貝塚群などの集中する(「開元通報」の出土遺跡としても著名な)地域であり、サーク原貝塚はその遺跡群の南側に位置する遺跡である。

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