長老山遺物散布地

更新日:2016年12月1日


北谷町域の遺跡分布図

29.長老山遺物散布地(北谷町字大村玉代勢原14番地)

 北谷長老山の一帯は、現在、キャンプ瑞慶覧の中に位置し、戦前の旧地形は止めていないが、1954年の米軍地図によると、この長老山は標高22メートルの舌状台地の西斜面に位置し、現在、こんもりとした樹木に覆われている。北谷長老山は、樹昌院の住持の墓地域として利用されてきたところであるが、特に、1580年代に玉代勢村に生まれ、臨済宗妙心寺派の正統を伝えたという「南陽紹弘禅師」の墓所として著名で『長老山』と愛称され、町民の心のよりどころとされている。
 現在、『長老山』はキャンプ瑞慶覧内に戦前まで位置していた拝所を、一同に集合した霊域でもある。
 この丘陵部はまた、須恵器やグスク土器が採集できるグスク時代の遺跡でもあり、北谷城を中心としてグスク時代の背景を考える貴重な地点でもある。

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