北谷町の地名 -戦前の北谷の姿-
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クェーヌクシヤードゥイ(桑江ヌ後屋取)11河JII|ナル力一|クェーヌクシヤードゥイ(桑江ヌ後屋取)とイリー(伊礼)との境界を流れていた川。水がきれいで、エビやカニがたくさんいた。くわえげんりゅワ現在の桑江公園内に源流がある。|力ヨーダヌクシヌ力一|ナルカーの一部で、屋号ウフカヨーダ(大嘉陽田): 40の後ろの流れを言う。この流れの中にカヨーダヌクシヌクムイがある。|ハイスイコー|はいすいこう排水溝。集落の西側、イーヒージャーあたりから流れてくる。屋号ウフハージョー(大比屋定): 9や、屋号イリムティーナーグスクそばグワー(西ムティー宮城小): 27の側を流れ、イリグヮーヌメーヌハシでナル力ーと合流し、海まで流れていた。雨が降らないときには、ほとんど水がないぐらいの流れだった。上流の方は両岸をコンクリートで固めていた。屋号カマーアワグワー(カマ一安和小): IIの東南側にコンクリート造りのハシが架かっていた。さらに上流には2つの橋が架かっていた。屋号ウフハージョー(大比屋定): 9の後ろあたりは、ハージョークシヌ力一ラグワーとも言うが、普通はハイスイコーと言うことが多い。→桑江のハシグヮ一、ハージョークシを見よ。1小ハjレ名lクムイグチー|ま集落の北東側一帯を言うoジャーガルとニービを混ぜたような感じの士質だった。話者によると、クムイグチーのクムイというのは、ナルカーのことではないかと言う。ちゃたんちょう現在の北谷町役場の北西側一帯である。→桑江のクムイグチーを見よ。|ケービンヌシチャー|ケービンミチは、周辺よりlm50cm~2mぐらい高く盛り上げていた。土を盛り、表面はコーラルを敷いていた。土地の低いところから見ると、ケービンミチは見えるが、海は見えなかった。189 《間取り調査風景》-ジャーガル:粘土質の灰色の土。ジャーガル土質で作られた芋は、大きいが昧はあまりよくない。圃ニービ・赤くざらざらした堅い土質。-コーラル:サンゴの死骸が小石や砂利になったもの。

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