教育大綱

平成27年4月1日に「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」が施行され、その中において「地方公共団体の長は、教育基本法第17条第1項に規定する基本的な方針（国の教育振興基本計画）を参酌したうえで、その地域の実情に応じ、当該地方公共団体の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱（以下「教育大綱」という。）を定めることと」とされました。
これにともない、北谷町では平成27年11月に第五次北谷町総合計画における教育分野の内容に基づき、本庁の教育施策推進に係る4つの基本的な方針を定めた北谷町教育大綱を策定いたしました。
今回新たに第六次北谷町総合計画が策定されたことに伴い、町長と教育委員で構成する「北谷町総合教育会議」において協議を行ったうえで北谷町教育大綱の見直しを行いました。
今後は、この教育大綱を基に、子どもの健やかな成長を支え、時代の変化に対応し得る豊かな「生きる力」を育むと共に、町民の皆様が生涯にわたって学び・楽しむことができる環境を構築するため、町長部局と教育委員会が連携して教育施策を推進してまいります。

平和の心が次世代へ継承されるまちを目指す北谷町は、第六次北谷町総合計画にて教育分野の目標として掲げる「たのしく・ゆたかに・たくましく・やさしく・生きる」の実現に向け、次の4つの基本方針を定め、教育、学術及び文化の振興に関する施策を推進します。

～豊かな「生きる力」を育み、北谷町に愛着と誇りを持てる教育の推進～

子どもたちの安全確保や居場所づくり、学習機会の提供や相談体制、基本的な生活習慣の形成や遊びを通した総合的な指導を充実させ、「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな体」をバランスよく育むとともに、めまぐるしく変化する社会情勢に対応していくための豊かな「生きる力」を育成し、本庁の将来を担う人材の育成を目指します。

～町民一人ひとりが生きがいや地域のつながりを感じられる環境の整備～

それぞれの年代に対応した学習機会を提供することで、すべての町民が生涯にわたって学び・楽しむとともに豊かな町民生活のための生きがいの創出に取り組みます。また、それぞれのライフステージに応じたスポーツ・レクリエーション活動を楽しめるよう、活動の機会の提供と施設の運営に努め、生涯スポーツの振興によるまちづくり・町民の交流活動を推進します。

～創造性に富んだ魅力ある文化・芸術の推進～

民族文化の継承と発展、芸術文化活動の振興を図ります。町文化協会を中心に、町民の文化芸術活動を支援することでその継承と発展を図ります。また、本町に数多く存在する貴重な遺跡・埋蔵文化財等の歴史的・文化的資源の調査、保存、活用に向けて取り組みを進めます。

～急速に進む国際化に対応できる人材の育成～

国際化に対応した教育環境の充実を図るため、外国語教育環境の充実及び教育機関の誘致を行い、町内及び周辺地域から進学目標となるような教育環境の実現に取り組みます。広い視野を持ち、異なる文化圏の人々と協調して生きる資質や能力を身に付けた国際性豊かな人材の育成を目指します。