北谷町の戦跡・記念碑
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世界的な規模で核軍拡競争が激化し、人類は核戦争の脅威にさらされています。こうした事態のもとで核戦争から人類の滅亡を拒む世界の良識ある人々は、核廃絶と平和を求めて立ち上がっています。わたくしたちは、世界最初の被爆国民として、また、第二次世界大戦の悲惨な戦争を体験した町民として、全ての戦争を否定し、核の廃絶をすべての核保有国に対して強く要求するものであります。北谷町に存在する極東最大の米国空軍嘉手納基地及びキャンプ瑞慶覧は、戦後40年にわたって町民のいのちとくらしを脅かしつづけてきております。これを拒むことが何よりもまず、自らの地域の即時非核化を求めるものであります。そのことは、平和を求める北谷町民としての当然の要求であり、人類の生存を確実なものにする唯一の道であり、また、わたくしたちに課された歴史的使命であります。よって、北谷町民は、平和に生きる権利を真に自らのものとするために、ここに永久に核を否定し、核廃絶と平和のために全力を尽くすことを宣言します。昭和60年告示第7号北谷町現在の国際情勢は、洋の東西を問わず人類を滅亡に追い込む軍備拡大競争という極めて憂うる状況下にある。去る大戦で私達は、軍事力や軍隊では生命と財産をうばい破壊してもこれを守るものではないことを身をもって体験した。私達は、戦争は国家的殺人犯罪であり、最も非人道的な行為であることを確認し、且つ憲法9条の精神を尊び、ここに戦争に結びつく一切のものに反対であることを宣言する。1985年3月12日北谷町議会円δ円ィリ

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