北谷町の戦跡・記念碑
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1北谷町の平和行政人聞社会においては、平和がすべての出発点であり、まちづくりの原点でもある。沖縄県民は、第二次世界大戦で、日本における唯一の悲惨な地上戦を体験し、多くの尊い人命を失ったために、平和を求める思いはことのほか強いものがある。本町では、198 5年(昭和60年)に核戦争から人類の滅亡を拒むものとして「北谷町非核宣言Jを高らかに彊い、世界最初の被爆国民として、永久に核を否定し、核廃絶と恒久平和のために全力をつくすことを宣言した。また、1 946年(昭和21年)1 0月22日は、北谷町民が戦後初めて村に帰ることを許された日である。この日を北谷町民の戦後の初日、平和なふるさとの建設に向けて踏み出した記念すべき第一歩の日と位置づけ、1 0月22日を「北谷町民平和の日」として1995年(平成7年)条例で制定した。この条例に基づき、北谷町では多種多様な平和推進事業を開催している。北谷町の年間平和推進事業の紹介北谷町慰霊祭去る第二次世界大戦で犠牲となった北谷町出身の軍人、軍属及び一般町民を含めた戦没者2,321柱(軍人・軍属・準軍属1,295人、一般町民1,026人)の御霊を慰め、その犠牲を無駄にすることなく戦争に反対し、人類の恒久平和を希求することを目的として実施する。実施期間:毎年6月主管:住民福祉部民生課憲法講演会戦争による余りにも大きすぎた代償を払って得た歴史的教訓が現在の平和憲法の基本理念となっている。私たちは、私たちの子や孫のためにも沖縄を平和の発信地として位置づけ、日本国憲法の理念を暮らしの中に取り入れながら、町民が日本国憲法を身近なものとして考えることを目的として実施する。実施期間毎年対象.一般町民主管:総務部町長室広島・長崎平和学習派遣事業沖縄戦そしてヒロシマ・ナガサキの被爆体験を学習することにより、平和への認識を深め、被爆地で学んだ平和の心を次の世代へ語り継いでいく若者を育成することを目的として実施する。実施期間広島平和学習派遣事業8月初旬長崎平和学習派遣事業8月初旬対象町内中学生・高校生主管総務部町長室噌EA内ぺU

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