北谷町の戦跡・記念碑
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オーク号救助記念碑インディアン至嘉手納町.1桑江中学校謝苅インディアン・オーク号救助記念碑• 至宜野湾市県道24号線県道13号線キャンプ瑞慶覧(合点北差六V〈安良波ビチ所在地:北谷町北谷2丁目21番(安良波公園内)戦跡・基地には属しないが、博愛精神を学ぶには格好の施設である。ぜひ、親子で訪れ、北谷の先人たちの肝心(ちむぐくる)に触れていただきたい。1 840年8月14日、北谷近海でイギリス船籍インデ、ィアン・オーク号が台風の影響を受け、座礁した。異郷の地で途方に暮れる船員たち67人全員を北谷の住民は身の危険も顧みず無私、無欲の心で助け、退島するまでの45日間、手厚くもてなし無事に母国に帰還させた。世界各地では海賊が横行し、日本ではまだ鎖国制度が敷かれていた当時、家族のように優しく接してくる北谷の村人を船員たちは驚きの目で見、そして深く感動した。船員の1人はその航海日誌に北谷の村人を「善きサマリア人」のようだと記し、最大限にその人情を称えている。「善きサマリア人」とは「悩み、苦しんでいる人に惜しみない愛情と同情を与える人」という意味で、聖書にでてくる有名な言葉である。町では、北谷の先人たちの行為を町民の誇りとし、後世に語り継いでいくため、199 1年4月1日記念モニュメントを建立し、1 9 9 6年3月31日インディアン・オーク号を型取った帆船を建造して町民の利用に供している。10

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