北谷町の地名 -戦前の北谷の姿-
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シナビヌメーヤールイ(砂辺ヌ前屋取)i組|イーヤールイ|上屋取。集落の組分けの1つ。イーヤールイグヮーとも言う。集落はイーヤールイとシチャヤールイの2つに分けられ、イーヤールイはガッコーミチのヒラグヮーから鉄道寄りにある、東側の15 軒を言う。イーヤールイの方が、シチャヤールイより、やや高いところに位置していた。土質は主にマージだった。|シチャヤールイ|下屋取。集落の組分けの1つ。集落はイーヤールイとシチャヤールイの2つに分けられ、シチャヤールイはガッコーミチのヒラグヮーから海岸寄りにある西側の14軒を言う。土質は主に砂地だったが、海岸沿いは岩が多く砂浜ではなかった。1河)11 ンジュグヮー|集落の北側を東西に流れていた浅い川。キシャミチとガッコーミチが交差するあたりから、集落の中心を走る道の北側沿いを流れ、ウフドーミチとの十字路あたり、屋号シナビグヮー(砂辺小): 17 の後ろで北側の畑に流れ込んでいた。子どもの胸のあたりぐらいのか深さだった。普段はj固れていて、雨が降ったときだけ水が流れた。一一一一ワ一一一グ一12J一一一一一ノ一集落の北方向を東西に流れていた川。シナビヌメーヤールイ(砂辺ヌ前屋取)とシナビ(砂辺)の境界あたりを流れていた。普段は溜め池のように水が溜まっているだけで、雨が降ったときだけ流れになっていた。名前の由来は不明。流れの中に、すり鉢状になったノーリグワーグムイがあった。i小ハjレ名|ヌンドゥルチジー|屋号タルートゥキシグワ一(樽渡慶次小): 4の北側あたり、ガッコーミチから南側の土地を言う。315 -鉄道:沖縄県営鉄道嘉手納線。-マージ:赤土質の土壌。マージでできた芋は小さいが美味しい。圃ヒラグワー:坂道。《間取り調査風景》

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