北谷町の地名 -戦前の北谷の姿-
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頭屋取)、シナビ(砂辺)、クエーヌメ一ヤードゥイ(桑江ヌ前屋取)、ンンパルヤードゥイヌグン千原屋取、野固などのエイサーが来ていた。ハンジャヌウィ一ヤードゥイ(平安山ヌ上屋取)はカジマヤーに位置していたので、集落とおをほとんどのエイサーが通って行った。他の集落のエイサーが入つまてくるときには、集落の入口で舞って迎え入れた。女性たちはウサこんぶとうふンデーのゴボウ、昆布、豆腐などを休憩所になっている家に持って行き、エイサーシンカをもてなした。ウケーメーも炊いた。エイサーシン力はナカユクイでごちそうを食べて元気をつけ、集落内を回ってから帰って行った。ハンジャヌウィ一ヤードゥイ(平安山ヌ上屋取)のエイサーが別の集落に行っても同じようなもてなしを受けた。|ムンチャリナ-1屋号ウガンニー(御願根): 18の敷地の南側にあった広場。ケンドーから屋号ウガンニー(御願根)の南側にある小道に入るところは幅が広くなっており、小さな広場になっていた。この隣近所の家々が、穀物を干すムンチャリナーとして利用していた。マーイサーが置かれていた。295 -千原屋取:現在の嘉手納町域にあった。エイサーが有名な集落だった。-野国:現在の嘉手納町域にあった。県営鉄道嘉手納線の野国駅があった。・エイサー・旧暦7月の盆の夜に行なわれる行事。各集落の青年たちが行列をなして踊り、各家を回る。・カジマヤー:十字路。道が交差するところ。・ウサンデー:おさがり。供物をさf:fたもの。・エイサーシンカ:エイサー仲間。・ウケーメー:おかゆ。・ナカユクイ:中休み。-マーイサー:集落の広場などに置いである大小の堅い、丸い石。青年たちが力試しをする。《間取り調査風景》

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