北谷町の地名 -戦前の北谷の姿-
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調査方法調査は、現在の北谷町域内に存在した23集落を対象とし、調査員が直接話者に会い、聞取りを行なった。話者は、沖縄戦以前の集落を記憶している世代(大正~昭和初期生まれで、およそ65歳以上)の方々を対象とした。性別・職業には特にこだわらなかった。調査方法は、まず『北谷町史第三巻民俗下』の「第三章地名Jr第六章名所・旧跡」などから抜き出した地名を基本とした調査項目票を作成した。話者宅、各郷友会事務所、公民館、北谷町役場などにおいて、2---6名の話者に集まっていただき、調査票・屋号地図・地籍併合図・米軍撮影空中写真などを見てもらいながら、地名の呼称・由来・土地利用の仕方・生活との関わりなどの聞取り調査を行なった。間取り調査は、集落の規模によって数回行ない、カセットテープに録音した。また、話者同伴による現地調査も可能な限り行なった。調査で得られた情報は、パーソナルコンビュータを用いて、整理・記録した。具体的には、録音情報はテープ起こしをし、MicrosoftW ordで文字化・記録した。さらに、項目ごとの情報は、データベースソフト桐ver.9やMicrosoftExelなどを用いて整理した。また、地点の位置情報については、地理データ管理ソフトMapinfoを用いて、地図上に項目ひとつひとつの位置や範囲を記録した。なお、これらのデータ及び録音テープ、写真などについては、北谷町教育委員会に保管されている。作業分担.調査計画作り:名嘉順一・花城末子.調査資料作成(調査票・地図作り)花城末子・東恩納みさき・八田タ香・調査:名嘉順一・花城末子・喜友名朝代・島袋理加・上里しのぶ・高良由加利東恩納みさき・八田タ香.調査資料の記録(テープ起こし・データ入力)花城末子・東恩納みさき・八回タ香・地図作成:八田タ香.報告書作成(執筆・編集名嘉順一・東思納みさき・八田タ香.監修:名嘉順一各作業の段階で、以下の北谷町教育委員会関係者にも協力していただいた。松田盛・嘉手納昇・幸地清・大城操・安次嶺承ー・中村思・山城安生・東門研治・比嘉ゆかり・玉木順彦・町田数子・亀田篤・佐久川志麻・山口まゆみ・我如古真弓・島袋春美・尾木綾・縄田雅重・稲嶺日沙子・文化係一同7

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