北谷町の地名 -戦前の北谷の姿-
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の向かいにあった。チャタン(北谷)、タメーシ(玉代勢)、リンドーだんか(伝道)のチャタンサンカが檀家となっている。1広場傘|モーグヮーヌメ-1屋号ナガタイ(長田井): 14の東南側にあった広場。4坪ぐらいの広さがあった。ガジマルが1本生えていた。シチャンダカリはワラビジナに使う綱を、このモーグヮーヌメーなで綱っていた。l力一二一モ-1そぱリンドーガーの側にあった小さい広場。5坪ぐらいの広さがあり、そばガジマルが生えていた。カーの側のモーだから、力一ニーモーと言つ。マーイサーを置いてあった。17~8歳なら80斤(48kg)そうまでは持ち上げることができた。100斤(60kg)以上は、相当の力持ちでないと無理だ、った。150斤(90kg)のものは話がすのがやっとなぐらい重かった。丸い石で、普段は片付けられてまわおり、練習する時に前に出してきた。持ち上げる人以外は、その周おうえんりで応援していた。イーンダカリは、ワラビジナに使う綱を、この力一ニーモーで絢っていた。ガジマルから下げて、3名ぐらいで絢っていた。|ヤマガマーモー|ヤマガマーの東側にあった広場。ニングヮチャーやエイサーの練習をするときなどに集まる場所だった。11寵屋' |ガンヤー|集落の西、メーグスクジマグヮーのところにあった。チャタンサンカで使用していた。ガンの材質はチヤーギ(イヌマキ)で、そのそうか周囲には坊さんの絵が描かれていた。喪家でガンを組み立てて、日つぎかっかいたい棺を入れた。4名で担いで墓まで行く。ガンは墓地で解体して、ガおさニわンヤーに持って行って納めた。怖がりの人は、夜にガンヤーの近くとおさを通るのを避けていた。リンドー(伝道)の人たちの墓はほとんどヤマガーパルにあった。→北谷のメーダシクジマを見よ。101 -ワラビジナ:子どもたちによる綱引き。-カー:井戸。・モー:原野。野原。原つぱ。・マーイサー集落の広場などに置いである大小の堅い、丸い石。青年たちが力試しをする。-ワラビジナ:子どもたちによる綱引き。-ニングヮチャー:旧暦2月に行なわれる行事。集落や組単位で酒宴を開き、余興をして楽しむ。・エイサー:旧暦7月の盆の夜に行なわれる行事。各集落の青年たちが行列をなして踊り、各家を困る。-ガン:癒。葬式のとき、死者の棺を入れて墓地まで運ぶためのもの。・ガンヤー:ガンを納めておく小屋。

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