北谷町の綱引き
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遊女役の真牛(モーシー)の衣装は、無地の部分が灰色で交互に紫地にピンク色の花模様と、黒地に黄色の花模様のシチガーラ(格子)で、アンマーより華やかさがある着物をつけている。長巾は黄色で蝶結びである。マンサージを前結びにして大会用の笠を被る(写真2-105)。1986年の衣装は黒衣装で、頭のマンサージは後ろに結び、臆脂の帯に赤紐の万歳笠を被った。紫地に白の花文様で少し黄色の文様が入った着物を着ていた。写真資料からの確認だ、ったので、もう一人踊り手がいるが確認できなかった。フーチ一式は1986年までは舞踊研究所から借用していたが、今回の1998年の際には字で一式購入した。(仲村渠敏子さん談)。チ.黒島口説黒地に黄色の縦縞が入り、自の横緋文様とトゥイグヮーの文様が入っている。雰囲気は庶民の娘風でミンサー織(本物)の帯に、頭には花染み手巾を前結びにして、クバ笠を被る。素足に赤の鼻緒の草履を履いている(写真2-106)。戦前もパサーで1974年の時、1986年も本パサーだ、った。写真2ー106黒島口説リ.貫花黒地に白の文様が入った衣装で、首里ではムルドウツチリーというが、北谷ではクジラゴーシ(崩れ格子)といっていた。図柄は縦横耕のカキジャーやトーニなどである。右肩袖抜きで、中からは赤の嬬枠を着ている。頭には黄色のマンサージを前結びにし、腰には黄色の帯を女結びにしている。肩からは紅白の花を貫き、両端に紅白のふさがついたものをかけ、帯には四つ竹を挟み、白足袋に赤い鼻緒の草履である(写真2-107・108)。1986年の衣装も今回と同じようにクジリゴーシを着けていた。内〈リnud 婚4 写真2-107・108貫花

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