北谷町の綱引き
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凡例1 本報告書は、『北谷町の綱引き』とする。2 本報告書は、民俗文化財掘り起こし事業の一環として、1996(平成8)年度から1998(平成10)年度の3ヵ年にわたって実施した町内の綱引習俗に関する調査報告である.3 調査は、平敷令治氏(沖縄国際大学学長・理事長)と本町教育委員会教育長嘗山憲一の問での『民俗文化財調査委託契約Jによって実施された。4 本報告書は、第一章『北谷三ヵ村大綱引きの概要J、第二章「北谷三ヵ村大綱引きの構造J、第三章q日北谷村各字の綱引きJ(1948年から嘉手納村の一字となった野里の綱引きについても収録した)の章立てで、調査報告を行った後、沖縄の綱引習俗及び北谷の綱引きについての「解説Jを付した。さらに、末尾には「付録Jとして1998年度の北谷三ヵ村大綱引き関係資料を掲載した。5 用語については、町内の字、あるいは伝承者によって差異がみ.られるが、本報告書では、以下の用語を統一した.ヌンドゥンチ、ヌンドゥルチー令ノロ殿内カヌチ、カニチ、カナチ、カニキー令カニチメンダカリ、メーンダカリー令メンダカリスネ一、スネーイ、ズネ一一令スネー6 祭租の時期は、とくに断りのない限り旧暦である。7 写真・図版・表の掲載は、章ごとに通し番号を付した.8 綱引き調査の事業体制は次のとおりである。事業主体北谷町教育委員会文化課事業事務課長松田盛(平成8・9年度)嘉手納昇(平成10年度)係長中村思主事山城安生主事東門研治嘱託員比嘉敦子" 与那覇政之臨時儀問哲二9 本報告書の調査・執筆分担は次のとおりである.第一章1三ヵ村の概況(田場勝也)第二章2大綱引き(ウーンナ)の由来(赤嶺朋子)3大綱引きの進行過程(メンダカリ:宜野座亜紀・高良都・高江洲敦子)(クシンダカリ:新城明彦・宮里真由美・高江洲敦子)1綱の材料と絹の形態(田場勝也)2 備え・示威行為(平敷兼扮・フェーヌシマ(儀間淳一)・ミチジュネーの演目(新里まゆみ)3衣装(高宮城ひとみくメンダカリ〉・赤嶺朋子くクシンダカリ>)4綱の引き方(比嘉敦子)5組織(新里まゆみ)6祭組儀礼(高江洲敦子)7綱の処理儀礼(高江測敦子)第三章第一章、第二章と執筆項目は同様である.(田場勝也・赤嶺朋子・平敷兼哉・新里まゆみ・比嘉敦子・高宮城ひとみ・高江測敦子)解説平敷令治(沖縄国際大学学長・理事長)付録1......8 (比嘉敦子)・9......11(高江測敦子)10 伝承者・協力者については巻末の付録9を参照されたい。

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