洞拝所・御風水神、②カ一合間所(村川・チン川・エーガー・山川井)、③イナグガー(女井)がまつられている。今回のメーウガミでは、この三つの拝所を順次拝んだ。①の「山洞拝所・御風水神jを伝道の人々はヤマガマーと呼ぶ。ヤマガマーとは、かつての伝道集落中央部に位置した洞穴をいう。戦前、この洞穴の中には4基の厨子費が安置されていた、という(故伊樟喜信さん談)。②のカ一合相所には、表に「村)IIJ、「チンJIIJ、裏に「エーガーJ、「山川井」と陰刻された石碑がまつられている。かつてのヤマガマー洞穴の前方に位置した井戸を村川、あるいはリンドーガーと呼び、ウブガー(産)11)として使用していた。③のイナグガーは「女井」と陰刻された石碑がまつられている。戦前のイナグガーは伝道集落の旧家であるウフヤの西側に所在した。このイナグガーは、北谷グスクのウすジャラ(按司夫人)が洗髪や、水浴びに使用した井戸という(末吉文さん談)。イナグガーは、戦後の移動の際に、旧字伝道の旧家であるウフヤからの申出でによって現在は、旧字北谷カ一合記所にまつられている。安良波リュウグ長老山での祈願を終えた一行は、13時乙ろ安良波リュウグへ到着し、安良波公圏内南端の海岸線に突出したメーヌシー(前の岩)から、ナカヌシー(中の岩)へのお通し拝みをおこない、13時15分頃写真2-162 ヤマガマ-.村川-チン川-工ーガー・山川井での祈願写真2ー163旧字北谷の力一合間所にまつられる伝道のイナグガ一(女井)写真2ー164メーヌシーからナカヌシへのお通し拝み(伝道)に大綱引きの安全と字の繁栄を祈願するメーウガミを終了した。旧字伝道では、大綱引きのメーウガミのほか、毎年の旧暦5月にもこの安良波リュウグ、で、の拝みを行っている。-130
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