北谷町の自然・歴史・文化
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グスク古琉球の時代. ゲスク時代の琉球先史時代に続く時代を琉球史では、古琉球またはグスク(グシクあるいはスクどもいいます)時代どいいます。グスク時代は一二世紀に始まり一六世紀の初めて終わります。古琉球は一二世紀から一六O九年の島津侵入までの聞をいいます。グスクは丘陵の上に築かれておリ、その中には神様を杷った拝所や城を敵から守るために丘陵の周囲を石垣て取り囲んで築かれます。北は奄美諸島から南は宮古・八重山諸島にいたるまでおよそ三OOのグスクがあリます。グスク時代が始まった一二世紀頃の遺跡からは、中国でつくられた青磁や陶器などかっせさせいいLなべのすばらしい焼き物が出土します。それどどもに九州産の滑石製の石鍋や徳之島産のカムィ焼(須恵器)なども出土Lています。このように遺跡から発見される遺物をみるど当時、周辺諸国ど盛んな交流のあったこどがわかります。ゲスク・古琉球の時代また、グスク時代の遺跡からは炭化した米や麦などどどもに、鉄でつくられた道具も出土Lます。グスク時代には狩猟・漁猟をしながら生活をLていた先史時代どは異なり、石器から鉄器を使用する段階へ、さらに穀物などを栽培する農耕段階へど移行Lたこどがわかリます。農耕が開始されたこどで、農産物などを蓄え、財産を所有L、一定の領地を支配すあじるH按司u(またはあんじ)があらわれ、「グスク」ど呼ばれる城塞を築いてお互いに33

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