北谷町の自然・歴史・文化
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東最大ど形容される嘉手納飛行場から飛来する航空機の騒音は、環境基準をはるかに超えているのはいうまでもあリません。航空機騒音北谷町て最も航空機騒音が高く激しい地域は、砂辺区です。この地域は、ちょうど嘉手納飛行場の滑走路の延長線上に位置しています。このため、嘉手納飛行場に着陸する米軍機は砂辺土空を低空て飛行して着陸します。この時、発生する騒音が最も高く、爆音どいうこどばて表現されています。また、訓練のため宮城区あたりでも航空へんたいひこうせんかいひこう機の一編隊飛行や旋回飛行などが行われ、たいへんな騒音が発生します。、さらに、嘉手納飛行場内ではタッチ・アンド・ゴーやフライト・パスの訓練、それに航空機のエンジン調整などにより騒音が絶える日はあリません。国は、嘉手納飛行場から発生する騒音対策どLて、嘉手納飛行場周辺の住民に対して防音工事を助成し、騒音の軽減を図っています。また、砂辺など特に騒音がうるさい地域に対してはその土地ど住宅などを買い取って、他の地域に移転を促進しています。一九九五(平成七)年九月末現在て一六七世帯が、静かな環境を求めて砂辺区から移転しています。しかし、長年住み慣れた土地を離れられない者も多く、また住宅防音も騒音軽減には程遠いのが現状です。基地公害このため、一九八二(昭和五七)年二月嘉手納飛行場周辺の住民が住みよい静かな環境を求めて、国を相手にして裁判を提訴しています。この裁判の内容は、夜間の航空機の飛行どエンジン作動の禁止、昼間ても六五ホン以上の航空機騒音を住民地域に港走路:・三、六五0メートルの滑走路が二本あります。タッチ・アンド・コーやフライト・パスの訓練・戦闘機の離発着訓練のこと。247

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