北谷町の自然・歴史・文化
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環境と公害基地公害米軍基地被害北谷町の総面積は、一三、六二平方はωです。米軍基地はその約五七かれにあたる七、七二平方はωを占めています。米軍基地の方がはるかに住民地域より大きな面積を有しています。しかも、米軍基地は交通の便に恵まれたどころや平坦のどころがほどんどであり、住民地域より立地条件の良い場所を占めています。これに比べ、住民地域は起伏の激しい場所が多く、しかも広大な米軍基地によって分断されたどころが多くあリます。このため、住民は日々のくらLでもたいへん不便な状態が続いています。広大な米軍基地からは、この他にもいろいろな制約を受けています。道路や公共施設などをつくるどきても町全体の基本的な計画が立てられない場合もしばしばでてきます。住民地域が分断されているこどは、商工業の発展にも悪い影響をおよぼしています。広大な米軍基地は町づくリの障害になっているばかりでなく、町の産業振興のつえからも多くの問題をかかえています。また、基地内から廃油の流出や住民地域に向けて投石など悪質ないたずらが発生Lています。さらに米軍人による傷害事件、米軍機の墜落の恐怖など基地があるために起こる事件や事故があどを断ちません。しかし、その中ても基地からの被害どして最も大きな被害は米軍機の騒音です。極246 住民地域の分断・士→ヤンブ藁江、キャンプ瑞慶覧などの墓地によって、砂辺区、宮城区と北前区、それに謝苅区、宇地原区などが分断されています。公共施設の建設:北谷小学校は沖縄市に所在しています。廃油の流出・基地内から流れ込んだ廃油によって、北谷近海の魚介類が多数死滅

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