北谷町の自然・歴史・文化
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民有地の地目構成(北谷村、中頭郡、沖縄県、1903)図3中頭郡仔リ口田口畑口宅地口山林口原野口その他ミ」ず、、、一九O三年当時の北谷の北谷村凡沖縄県村落別の民有地の地目構成を表2に示してみました。この表は戦前『沖縄県統計書』の中て、唯一村落別の統計を記したものです。の当時の北谷では、田、が多いのは北谷・屋良の両村落、て、浜川・砂辺・野里・野国の四村落にはありません。畑が多いのは野里て、屋良、北谷ど続きますが、現症の嘉手納町域ど北谷町域を比べますど、ケタ違いに嘉手納町域に畑が多いこどがわかリます。宅地も嘉手納町域が多いのですが、北谷・桑江の両村落も宅地が多いところです。また、北谷には塩田はあリませんでした。塩は泡瀬から「塩売リ(マ1スウヤ!とがやってきました。山林は屋良村落が多く、次いで桑江村落どなっています。ちなみに、参考のために一九三O(昭和五)年に福岡県が出Lた「沖縄県小作ニ関土地利用スル調査」に報告されている北谷の大正末期から昭和初期にかけての調査統計から、一九二五(大正一回)年の「耕地面積調」(表3)を載せておきます。沖縄県統計書沖縄県が一八八三(明治二八)年から一九四O(昭和一五)年までに作成したもので、土地・戸数及人口・農業・牧畜・山林・漁業・商業・教育・警察その他の構成になっています。近代沖縄の各地の姿を、統計数字でもってある程度浮き彫りにできる貴重な資料です。149

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