北谷町の自然・歴史・文化
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くらしと文化むかしぱなし運は我が身に有り(フッチェ!こニアリ)フッチェliアトゥIウンン1ドゥ1「運我身に有リ」んディせえl、自分ぬ運勢や自身んかアウンてんあ7チガゐる有る。「運は天に有リ」んディせえl間違トォlハナカ17ンカシナlファヂJカニJ7ンドォ1んディる話しゐ。其昔、那覇んかゐ金銭沢山有みせえlウ工lキJチュメJナンムJヌタワiイナグ〆グヮチAイる裕福者ぬ居せえlたんディしが、産子娘子一人L、タlリlアヤlジコlガクムノンチウ父よん母上ん。非常学問好やみせえlたんディ。其ぬゾ1プ/ウウイナグングヴガクムンウミハ7ベ|性分受きティ。其ぬ娘子ん学問熱心勉強トォlる時やしアトゥチタlリ1ヲんてんあイが、或る時父上が「運は天に有リ」んディ。言みそうウイナグ/グ71カlプ4アチャくトゥ、其ぬ娘子頭横振L、「其ね乏lあいびらん。ウノiドゥlドゥlアノカンウチナlア運自分ぬ自身んかゐる有ゐびゐる。昔から沖縄んかゐ有フyチzliアクる『運自身に有リ。』此リる本当やゐびゐる」んディウタイガ1エlJヂイャ1ア/ム=ロちさくトゥ其リから口論ぬ出ティ「トォl君や其ウヤハノタイウチナ1イチフィンス1モントゥジすか親んかゐ反対するむん。沖縄一ぬ貧乏者ぬ妻なさやl」んディ言みそうチャくトゥ「うILl-びゐん」ディウナキゲニノヌチャlカメ1トゥl申上たくトゥ、下男達んかゐ探らち、「か11遠くんかウヤチョlデ4lウェlカハロ1ジウヤ1ネlガ7ゐ、親兄弟、親戚縁者ん居らん。家ん無らん洞窟んかゐウハタキヰ1チュヤ7カタン-こタゲlチZ3ムν居しが。畑ん無らん、他人ぬ山林ぬ片隅耕チィ作物L、128 「運は我が身に有リ」どいうのは、自分の運は自分自身に有る。「運は天に有リ」どいうのは間違っているど、ζl4白O、.企-ロ昔、那覇にお金もたくさんある、裕福な家庭があリまLた。それでその家庭には、子供は娘一人どお父さん、お母さんの三人くらLでしたが、お父さんも、お母さんもたいへん学問の好きな方。てLた。娘も一生懸命勉強している時に、お父さんが「運は天に有リ」どいいますど娘は頭を横に振って、「そうではありません。運は自分自身に有るのです。昔から沖縄に有る『運は我が身に有、、れり』此が本当ですo」どいいまLた。それから口論どなって、果てはお父さんが「そうか、そんなにお前が父のいう事に反対するなら、お前を、沖縄で一番の貧乏者の妻にさせるよ」どいうど、「はいよろLいです」ど答えました。お父さんは下男に探させて、「ずつど遠くの方に、親兄弟親戚もいない、家も無く洞窟にいて、畑も無く、

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