北谷町の自然・歴史・文化
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くらしと文化くらしの移り変わり人々の信仰沖縄県の伝統的村落ヂィl/チニ(地人村落)♂一十4、御山獄があって人々の精神的な拠リ所どLて信仰の対象になっています。ています。新しく成立した屋取村落には御獄はあリません。けっとんLゅうだんうじがみ新たにお宮を造ったリ、血縁集団の守リ神・氏神などを造立して信仰しまた、家にあっては火の神・仏壇・神棚などが信仰の対象になリーす。一方、そのかわリ、北谷町においても伝統的村落には御獄があリ、ノロ(北谷町には北谷ノロピ平安山カ-ノチュや神人を中心に村落民、が参加して祭杷が行われます。たどえば、五げにんせいかみや{(男性神役)を従えて、イノロがいました)月ピ六月ウマチーには北谷ノロがニブトゥイ・チナトゥイリヌウタキ・トゥン・アガリヌウタキて字北谷・伝道・玉代勢の人々が参加して豊作祈願が行われました。現在、北谷ノロは生まれていませんので、ノロ殿内の家族が久ロウマチlの日に拝所て豊作を祈願Lています〔「年中行事」の項を参照〕。屋取村落1 ノロなどのような村落の神人はいませんのて、お宮や氏神などての祭杷は世話役を中心に行われます。各家庭ても火の神・仏壇・神棚などに供物や線香を上げ祈願L1Lたが、戦後世代の家庭ては火の神を仕立てるこどが無くなってきておリ、イ云統的信仰に対する意識が大きく変化しているようてす。どころが、一方では戦後世代ても結婚の日取リや家族員の死亡死産、(口寄せ)・流産・難病など災難が起こった場合にはユタやムヌシリなどの伝統的な宗教的職能者110 北谷ノ口・北谷・玉代勢・伝道の三箇字の祭杷をまとめる最高位の神役で、今は北谷二丁目にノ口殿内があります。平安山浜川・砂辺・伊礼-桑江の五字の察記をまとめる最高位の神役です。ノ口は生まれていません。平安山ノロひしゃく柄杓取りのこと。祭記の場所で、最初に神酒をかき回す神人。男神凡又。ニフト勺イチナトゥイ綱取りのこと。ノ口が乗る馬の手綱をとる役割ですが、神役ではないようです。ユタ'・霊的な能力でもって神のお告げやうらない、病気の治療などを行うことを職業とする者で、大部分が女性です。ムヌシリ〔物知り〕・!書物などを上手にあっかい不明なことがらを前もって知り、その原因を判断する能力をもっている者でほとんどが男性です。

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