更新日:2020年6月10日
国際アーカイブズ週間とは
国際公文書館会議(International Council on Archives, ICA)では、毎年6月9日をふくむ一週間を「国際アーカイブズ週間(International Archives Week)」として、世界のアーカイブズ機関にイベントなどを通したアーカイブズの普及を呼びかけています。
今年のテーマは「知識社会に力を与える(Empowering Knowledge Societie)」で、「人工知能(AI)やデジタルデータの長期保存、そして先端技術を語る」「持続可能な知識を語る」「信頼と証拠を語る」の3つを柱としています。
テーマとその趣旨について詳しくは参考資料「国立公文書館 国際アーカイブズ週間について」(外部サイト)をご覧ください。
International Archives Week: 8-14 June 2020(外部サイト) (ICAページ:英語)
北谷町公文書館でも例年、公文書館について興味をもってもらえるよう、この時期に「公文書館業務の流れ」「所蔵資料」「昨年度 整理資料の紹介」の3つの項目をたてて、北谷町役場町民ギャラリーにてパネル展示をおこなっていました。
しかし、今年度は新型コロナウィルス感染拡大防止の必要があることから、館内展示だけでなくWeb展示もおこなうことにしました。
基本的には混雑やお天気、開館時間にとらわれないWeb展示をお楽しみいただき、北谷町役場にご来庁の際には館内展示を目にとめていただければ幸いです。
北谷町公文書館の所蔵資料
資料の種類
歴史公文書
役場が作成・授受した公文書で保存年限が満了したものから、北谷町の歴史的資料として重要であると判断されたものを収集しています。
主な資料のまとまりとしては、沖縄の日本復帰を境にして「復帰前文書」と「復帰後文書」に分かれます。
公文書は内容によって保存する年数が決まっており、これを保存年限といいます。保存年限の満了した公文書は各部の文書担当課から公文書館へ移管されます。
移管後に歴史的公文書として保存するものを決める選別作業を行います。選別には基準がありこれに照らし合わせて行い、選別担当者で協議をしたのちに保存と廃棄(焼却)が決定します。
行政資料
統計書や決算書、事業計画書など、北谷町が発行した刊行物を中心に北谷のかかわった事業の資料なども収集しています。また日本全国の公文書館等施設の刊行物や、沖縄県内の刊行物も収集対象としています。
刊行物の他には広報で利用した写真や、イベントのチラシ・ポスターなどもここに含まれます。
役場の各部署や市町村、全国の公文書館等機関が主な資料の提供者となっています。
地域資料
北谷に関する日常生活の様子や、地域活動・民俗行事などに関するものを対象としており、図書や刊行物・写真・映像資料のほか、物品なども収集しています。
資料の提供者は個人からの寄贈の他に、町内の各行政区や地域活動団体、旧字郷友会などがあります。
記録媒体
公文書館業務の流れ
令和元年度 整理資料の紹介
資料の種類 | 件数 |
---|---|
図書・刊行物 | 10冊 |
写真(印画紙) | 782件 |
写真(アルバム) | 60冊 |
写真(ネガ等) | 217本 |
その他 | 37件 |
資料の種類 | 件数 |
---|---|
図書・刊行物 | 286件 |
写真 | 2,757件 |
その他 | 3件 |
